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その後も棗を明音がからかったり、詩音をおぶっている九十九に明音がイタズラしたり盛り上がった。
明音を必死に止めようとする棗だが、明音はそんな事も気にしない。
詩音もまたずっとおぶられているのは九十九に悪いからと途中からはなるべく自分で歩く様にした。
しかし、心配性な明音は詩音が少しふらついたり、転びそうになると直ぐに九十九に頼む。
そんな事が数日続いた。
京にもだんだんと近づいてきていた。
棗〔あとどれくらいですかね〕
明音「二日か三日、くらいかもね」
[もうそんな近くに?]
九十九「もともと京寄りで近かった事もありますね」
棗「京に戻ったらどうしますか?明音様」
明「どうするって……そうだなぁ、考えてなかったけど、やっぱり報告かな。そろそろ連絡をしないといけないだろうしこれ以上心配もさせたくないしね」
詩音の頭を優しく撫でる明音。
訳が分からない詩音はただされるがままの状態でいた。
[???]
明「そのうちね」
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