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桂「ははは、話していたら懐かしくなったよ。久々に友の顔が見たくなった」
明「近くはないですがいつでも屋敷に来て下さい。歓迎します」
桂「ああ、分かった」
そして、しばらくお茶を飲みながら談笑していた。
急に空気が変わり、ピリピリとした真剣さが出ていた。
桂「それで………明音。気になる事があるんだけど、聞いても良いかい?」
明「もちろんです。」
桂「新城礼司君の事だ。」
桂の出した名前を聞いた明音は驚きもせず、ただ小さく「ああ…」と呟いた。
桂「一体どうして……いや、何をして簡単に詩音を連れ戻せたんだい?」
明「………あの人から全てを聞いた訳ではないので、僕の予測と合わせながらの話しです。色々と、考え直させられたみたいです。考えて、考えて……考えて考えて、やっと自分の中で整理と納得が出来たんだと思います。後悔とやるせない気持ちが残っていて詩音とも、ずっと話しをしたくて独自で探していたらしいです。生きている保証はなかったけど、死んだ可能性もないという理由で」
桂「………そうか、、後悔はしているようで良かった。安心したよ」
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