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吉「怪我とかも、……足くらいで良かった。」
[………っ……////]
頬に手を当てられ、優しい手つきで頬を撫でていく。
されるがままだった詩音も今の自分の状況を把握した瞬間に恥ずかしくなり顔を赤くさせていく。
吉「…??……詩音?」
[……か………ですっ]
吉「何て言った?」
[ち、近い……ですっ……!恥ずかしいです]
吉「ぁ、……っ、」
[いや、大丈夫なんですけど……少し、慣れないので…]
吉「ご、ごめんっ…。僕やっぱり寝ぼけてるのかもしれないから……ちょっと顔洗ってくる。」
[ぁ、ちょっ、吉田さんーー!!]
パタン!と襖がピッタリ閉められ部屋に一人となった詩音。
[私………何かしちゃった……??]
吉「うわ……、もう何なのさ………」
詩音がいた部屋からは離れた距離にある裏庭にある縁側に座っていた。
いつもみたいに背を壁につけて座るのではなく、逆に前のめりになり頭を抱えていた。
吉「あれは反則でしょ…。無意識だから余計にたちが悪い。もう、、本当に……」
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