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九「？？……なら良いんだが」
首を微かに傾げながらも納得した九一を見ると、吉田は「まぁいいや」と小さな声で呟く
吉「で、九一。何か用でもあったの？」
九「あ、そうだ。忘れていた。」
吉「………九一」
九「内容は分かっている。問題ない。」
吉「まぁ良いけど…。で、何？」
辺りを纏う空気は先程までとは違い、ピリピリとした空気だった。
関係ないものは近寄らせないような…感じだった。
九「他の奴らは動き始めた。」
吉「……そう。………でも、まぁいい頃合いかもしれないね」
九「本気でやるつもりか？」
吉「冗談で言えるような簡単なものじゃないよ。」
九「分かっているが、、……詩音は」
吉「……分かってるよ。ここにいつまでもおいておくわけじゃない。」
スタスタと歩いて行ってしまい残される九一はジッと…吉田の後ろ姿を見ていた。何も言わず、ただ心配するように眺めていた。
九「明音達を早く帰らせなければいけなくなったな。……このままでは本格的に、奴らと敵になってしまうぞ。詩音」
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