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高「稔麿に昔反抗したら容赦なく返り討ちにされたんだよ。」
[………きっとその影響で逆らわないようにって頭が覚えちゃったんですね]
高「否定はしねぇよ……。」
[あれ…?そういえば今日は静かですね。皆さんどこかに出掛けられたんですか?]
高「ん?あぁ、まぁな。そのうち戻ってくんだろ」
[高杉さんは良いんですか?]
高「俺の事は良いんだよ。それより詩音」
[なんですか?]
高「近々、客が来るかもしれないんだ。もしかしたらお前に外に行ってもらったり、部屋から出ない様にしてもらったりする事があるかもしれねぇ」
[……分かりました。構いませんよ]
高「悪いな、女がいるとちょっとお前が危ないかもしれないから存在は伏せておきたいんだ」
[私の事は大丈夫ですから。心配しないで下さい。きちんと姿は見せませんよ]
高「ああ、ありがとな」
ガシガシ、と雑に詩音の頭に手をおいた。
そして直ぐに「あー、腹減ったなー」と伸びをしながら後ろへ倒れ込み、寝そべる
[さっき食べたじゃないですか、お蕎麦]
高「あんなんじゃすぐ腹減っちまうよ」
[九一さんから奪ってたじゃないですか]
高「馬鹿お前あれはあの後すぐに九一に倍にして取られただろうが!」
[それ自業自得ですって……、]
高「分かってるって。しかしまぁ、小腹が空いたのは変わりねぇ……」
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