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[もしかしたら、何か買ってきて下さるかもしれませんよ?]
高「んな気の利く事を俺のためにアイツらがすると本気で思ってんのか?」
[そんなに捻くれた考え方しなくても良いんじゃ…?]
高「そうか!!」
[っ…ちょっと、聞いてます?]
高「自分で買いに行けば良いのか!!そうか、そうだよな!やっぱり好きな物を好きなだけ買う事が出来るもんな!」
[それはそうですけど…て、高杉さん!]
高[そうとなればさっそく行くか!詩音!]
[ええ!?行くって私もですか?!]
高「当たり前だろうが、ジッとしてるのも退屈だろ?善は急げだ!行くぞー!!」
[うわっ、ちょっと!]
そしてーー
半ば強引に連れ出された詩音。頭から羽織りを掛けられ、顔はあまり見えないようになっていた。
更にはーー
[………………最悪です。……………]
高杉と見事にはぐれてしまった。
というよりも高杉が先走って何処かへ行ってしまい、気づけば見失っていた。
[最悪……最悪ですっ。]
ーー結果一人で人残して行き先も言わずに行ってしまうなんて……
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