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沖田の行動が変だった事を心配した詩音は「でも、」と言い袖を握った途端ーー
[!!?]
パシッ!!と払われた手。
何が起こったのか理解出来なかった詩音は払われた手をそのままおろす事が出来なかった。
沖「ゴボゴボ、……っ、、、」
風邪でもひいて具合か悪いのか。表情が分からない為に怒っているのかもしれないと不安がる詩音はその場を離れられずにいた。
しかし、そんな事など知らない沖田
沖「早く行って下さいっ!!」
[!!ビクッっ]
長い付き合いだったが沖田の大きい声など聞いた事ない。
それも表情も分からず、感情も分からない……そんな沖田を見たことなかった。
だが、その言葉が自然と頭に響いてくる。だからからか聞くしか出来なかった。
[………っ、、]
そのまま走り出してその場を去る詩音
残された沖田は詩音の姿が見えなくなるとドサッ、と壁に背を預け地面に座り込んだ
沖「ゴボゴボ…っ、、………くっ、、」
ーーこんなときに咳…ですか
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