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抵抗もせず腕を掴まれたままの詩音
何度も吉田を呼びかけたが、吉田は何も言わず振り向きもしなかった。
すると、吉田は急に立ち止まり掴んでいた腕を強く自分の方へ引き寄せるとそのまま肩をつかみ、壁に押し付ける。
一連の流れに全くついていけず、驚いた様子の詩音
[ぁ、あの、………吉田さん……?]
吉「……………」
[吉田さん?]
吉「………ちょっと、、酔ってるかも」
[え?!…だ、大丈夫ですか?]
吉「駄目。もう、駄目……。」
[吉田さん、本当はお酒弱いんじゃないですか。もう、、本当に大丈夫ですか?]
「部屋にお連れしましょうか?早く休んだ方が良いと思いますよ?」
と、言うが吉田は何も言わず少し俯いていた。顔色は窺う事が出来ず、心配する詩音
少し間が空くと、長いため息をつく吉田
詩音もまた吉田の意見を待っていた。
しかし、待っていたのは考えもしなかった事だったーー
吉「そんな無防備でいてさ、何されても文句は言えないよ。」
[っ、、………//]
吉「………っ、」
口元に違和感。
慣れない感触。
目の前には少し特別な人物
これは………ーー唇??
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