第43章…自覚

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スッと…放され、違和感はなくなる。 [……な、………、、] 吉「言ったでしょ。……酔ってるかもって」 [よ、酔ってなんかないじゃないですか!!] 吉「そんなに嫌だった?」 [嫌、、……じゃないですけどでも!] 吉「口にしたわけじゃないよ。少しずらした。」 [だ、だだ、だとしてもっ!] 顔を真っ赤にさせながら、落ち着かない様子の詩音。吉田はそんな様子の詩音に更においうちをかけるかの様に、頬を両手で包み込み、顔を近づける。 ギュッと目を閉じる詩音だったが、違和感は訪れず、ゆっくり目を開くとコツンとおでことおでこが合わされる。 吉「………しないよ。」 [……っ、、………] 吉「だから、………そんなに怖がらないでよ。結構くるから…」 [ぁ、……あの、………吉田さーー] 吉「そろそろ限界、なんだよ」 […………??] 吉「詩音。僕は……君が大切だ。自分よりも、君の事が大切なんだよ。いや、それ以上に……他には何にもいらない程に……君が欲しいんだよっ、、」
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