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[!!……よ、吉田さんっ]
吉「だからさ僕……もう決めたんだ。」
絶対に、君を振り向かせてみせる。
絶対に、君と一緒にいる。
吉「もう、我慢しないって。」
[!!……っ、//]
吉「………こんな事、二度は言わないから。ちゃんと覚えておいてよね」
[そ、そんなっ…!]
スッ…とゆっくりと身体を離す。
詩音は変わらず顔を真っ赤にさせ、視線を反らしていた。
吉「ふぁぁあ、…はぁぁ、……眠い」
[なっ!!?]
吉「僕もう眠いから、休むね。玄瑞に伝えておいて。頼んだよ」
[ぇえ、ちょっと吉田さーー]
キュッ、と着物の袖を掴まれ、引き止められた吉田は振り返り何かを企んだような顔をした
吉「何、一緒に寝たいの?」
[っ?!…って、何を!]
吉「ハハハ、冗談だよ冗談。それは流石に僕が無理」
[………っ、、]
吉「多分、あまりまだ分かってないと思うからさ精々、沢山考えて悩んでよ。それで整理して。それから話して。もう何年も待ってるんだから後数年は待てるよ。」
[………っぅ、全然…酔ってなんかないじゃないですかっ…!!]
吉「じゃ、お休み」
[………っ、お酒のせいにして……]
吉「言っただろ?…酔ってるかもしれない って」
ポンポン、と詩音の頭を撫でるとそのまま歩いていってしまい姿も見えなくなっていった。
[…はぁぁぁぁぁ、あれ、……確信犯だ。]
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