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ポタポタと、水が髪や、頬、腕をつたって落ちていく。
詩音の立つ場所は既に水溜まりが出来ていた。
そのままジッ…と、井戸の淵に寄りかかる
すると、遠くから微かに何かが聞こえてきた。
「ちゃ、ちゃらちゃ、ちゃらちゃら、たったったー 今日はー、おっ掃除日和ーー洗濯物がよく乾くー♪」
その声で正体が分かってしまった。
[………作詞作曲 桂 小五郎…………ぁー、桂さんか。どうしよ…これじゃ絶対に]
「ご飯の前に、洗濯ーー♪洗濯ー♪
……あ、そうだ。洗濯物の次は九一を起こしにいかないと。また晋作が被害者になってしまうね」
「でもその前に、洗濯ー♪焼きざかなっ!!!??」
ガタン、カタカタ!と持っていた洗濯物の入った桶を落とす桂
[ぁ、…おはようございます。桂さん]
桂「……おはよう詩音。今日も良い天気だね。ーーって、びしょ濡れじないか!何で濡れてるんだい?!洗濯どころじゃないよ、もう早く拭かないと風邪をひいてしまう!ほら、もうどうして頭からこんなに濡れてるかな!」
「布巾を持ってくるから待ってなさい」と言うと、急いで中へ入っていく桂
残された詩音は目の前で地面に落ちている桂の持っていた桶や洗濯物を拾った
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