第43章…自覚

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高杉の事で苦笑いをしたと思えば、襖に手をかけながらジッと浮かない表情に戻り、立ったままな詩音 玄瑞が中へ入るよう促すと、小さな声で返事をしながら頷き皆の集まっている場までくる。 用意された朝餉の前に座ると同時に桂が話しだす 桂「さて、詩音も揃ったし…食べよう。せっかくの温かい汁物も冷えてしまう」 高「最近冷えてきたからなー…。俺寒いの苦手なんだよなー、てか嫌いだ」 九「お前、雪好きではなかったか?」 高「雪は好きだが寒いのは好きになれねー。」 玄「何言ってるんです?寒い時期にこそ君の派手な襟巻きが役立つんですよ。」 高「寒さよけじゃねぇんだって!」 桂「ほらほらほら、、言ってながらまだ食べ始めてもないよ。本当に汁物冷えてしまうからね?知らないよ…?」 「いただきます」と桂が言うと詩音もまた小さな声で言う。箸を手にとり、手前のおかずから手を出し食べ始めていく
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