第44章…隔心

3/32
前へ
/1378ページ
次へ
平助と沖田は屯所の入口であり、関係のある者しかほとんど通る事のない大きな門のような場所でよく話をしている。 歳の近い二人は、同じく歳の近い斎藤を交え三人で話す事も多い。 平「俺さ、考えたんだ」 沖「一応聞いてあげますけど、くだらない事だったら容赦しませんよ?」 平「…………………。ま、まぁ一応話してみるけどよ、……詩音の事で」 平助が話しを続けようとした時、瞬時に沖田は「却下」と被せてきた 平「いや何でだよ!!?」 沖「却下です却下。聞きたくないです。」 平「お前なら食いつくかと思ったけど…どうした?」 沖「食いつく…?何ですかその言い方。それじやあまるで僕が詩音の事気になってるみたいじゃないですか」 平「へ?…気になってるだろ?」 沖「まぁ、気になってないわけでは…」 平「お!認めたな?」 沖「別に、隠す必要もないでしょ」 平「いやぁぁ、モテる男はやっぱり言う事が違うな」 沖「はっ??」
/1378ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1940人が本棚に入れています
本棚に追加