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流石に、面と向かって本人には言う勇気はありませんが…。と、苦笑いをしながら沖田が呟いた言葉はしっかりと平助の耳に届いていたが、聞こえていないフリをした。
平「…まぁ、こればかりはお前にも俺にもどうする事も出来なかったわけだし、いつまでも悔やんだって仕方ねぇよな。悔やむなってのは無理かもしれねぇけど、もうお前なら大丈夫だろ…?前とは比べらんねぇほどさっぱりした顔してるもんな」
沖「吹っ切りましたよ。清々しいくらいに」
平「はは、…そっか、なら無用な心配だったな」
沖「だから最初からいってるじゃないですか」
平「悪かったって…、おっとそろそろ準備しないとだな」
平助の視線の先には隊服である羽織りを着た隊士達が集まっていた。
沖「…今日って八番組でしたっけ?」
平「急遽交代したんだよ。三番組と」
沖「一くんと?珍しいですね…あの一くんが巡察を交代なんて。逆ならまだしも」
平「あーなんでも土方さんのお使いだってよ。だから行けねぇんだと」
沖「なる程ね、あの人も人使い荒いから…」
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