1940人が本棚に入れています
本棚に追加
高「ん…?何だよ、信頼してねぇのか?」
吉「信頼…?」
高「ああ、情報を与えるって事は信頼してんじゃねぇのか?」
吉「は…、ハッハハ、僕が信頼…?冗談止めてよ晋作、信頼とかあるわけないでしょ。最近会った奴を仲間だとは思った事ないよ。むしろ僕は間者だと思ってる。
だからもし、裏切られたとして困る情報なんて与えない」
高「お前って、つくづく怖い奴だよな…」
吉「怖い?僕が?…はぁぁ、止めてよ。」
高「あまり信頼してねぇって事か」
吉「してないよ。言葉は悪いけど利用してるに近い」
高「その方がやりやすい? 」
吉「ああ。断然やりやすい。」
高「お前と昔馴染みで本当に良かったって思う」
吉「嫌な言い方だね。害がなければ何もしないよ。無駄な事なんて興味ない。なによりも面倒事はもっと嫌い」
高「………うん。もう一度言う。お前と馴染みで良かった」
吉「逆に僕はたまに後悔する時があるよ。塾で君と会った事」
最初のコメントを投稿しよう!