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ーーあの玄瑞の勢い。正直言って怖かった。
何なんだあれ。無表情に近かったぞ!!
普段は怖いくらいに笑ってる癖になんで無表情なんだよ!逆に怖いだろうが!
早歩きで中庭へ向かう高杉
途中、曲がり角などで脚をぶつけたりしたがそんな痛みよりも今は玄瑞の恐怖しかない。
痛さじゃなくて恐怖で冷や汗だわ!!
高「ぁっ、し、詩音っ!!」
と大きな声で呼べば刀の手入れをしている最中に見えた詩音が振り向いた。
[ぁ、高杉さん。って、どうかしましたか?!そんな急いで、]
高「お、お前に伝えたい事があってだな」
[はい。何ですか…?も、もしかして何かあったんですか?]
高「何かあった…んー間違っちゃいねぇんだがな…。お前に言いたい事があってな」
[な、何ですか?良いことですか?悪い事ですか?]
高「良いっちゃあ良いことだがーまぁ…、俺からしたら恐怖が帰ってくる日でもあるな…。」
[恐怖って、、]
高「実は!」
[………実は?]
高「ついに!」
[つ、ついに?]
高「なんと!」
[なんと…?]
高「まさかの!」
[って、もう…何なんですか!急いでるのでしたらそんな勿体ぶらないで早く言って下さいよ!]
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