第45章…霞み

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[ぁ、……行っちゃった…。逃げ足早いなー高杉さん] ーーなんか、…最近…あまり一緒にいない気がするな…。 屋敷内にはいてもあまり話さない気がする。 何か、隠してるような…そんな感じがする。 きっと、私には言えない事なんだ。 吉田さんの様に、本当は忙しい方達だ。 それなのに…引き留めてるのは私。 何も言わずに、ただ帰りを待ってれば良い。 [………そう、おかえりなさいって言えるだけで私は満足なんだから。] ーーーー 桂の部屋ーー 桂、玄瑞、九一の三人が話していた。 桂「……そうか、、やはり一度場を設けた方が良さそうだね」 九「しかし、あまり人数多く集まるのも目立つ。集まるのならやはり……いつも通り吉原や祇園の方が良さそうに思えるが。あの場はいつも人が多い」 玄「ですか、芸者達が間者の可能性もあり得ます。酒を呑むだけならばまだしも、会合の場にはむかないと思います。」 桂「そうだね、……きっと情報が洩れている。いつもとは違う場にするのが良いかもしれないね。私一人の意見ではないから何とも言えないけど」
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