1940人が本棚に入れています
本棚に追加
九「…だとしたら、一体…?」
玄「…人が多くいても目立ずに怪しまれない場所……。旅籠…とかでしょうか」
桂「確かに…。怪しくはないね」
九「だがしかし、襲撃され囲まれてしまえば逃げ道は限られてくるぞ。」
桂「九一の言うとおりだ。万が一の事も考えなくては…」
玄「……もしかしたら彼がそういった情報も持ち帰る可能性もありますね」
桂「稔麿はいつくらいに戻るんだい?何か言ってはなかったのか?」
九「近々としか…。」
玄「とりあえず待ちましょうか。…この場と、あちらの意見が食い違っては意味がないでしょうし」
桂「そうだね。私も、顔を出そうと思ってた所だ。数人とは茶屋などで話しをしたが、まだ集まって話しあえていないからね」
九「晋作並みに目立つからな、仕方ない」
桂「晋作にもこの事を伝えなくてはね。詩音には気づかれないように」
玄「…詩音さん、もう勘ずいている気もしますが…。」
桂「だとしても、この事に関してあの子を巻き込むつもりはないよ。こちらが自然にしていれば問題ないだろう?あの子も、そこまで詮索はしないはずさ」
九「…分かりました。」
最初のコメントを投稿しよう!