1940人が本棚に入れています
本棚に追加
桂「はぁぁぁ、微かな殺気と刃物の音がしたから来てみれば…以蔵、君か」
以「ぉ……、桂やないか。」
桂「相も変わらず物騒だね。いきなり切りかかったりしたんでしょ」
以「……………」
桂「以蔵。」
以「そんな怖い顔しなさんなって。誰も本気やない。それに、今日はちょっーと話しがあったから来ただけ。忠告や」
桂「何だい?」
以「俺も人斬りや。だから偉そうな事はいえんが…最近、動きが分かりやすいと思う。幕府側はかなり神経質になって見張っておるぞ。俺まで逃げなあかんようになるんはお断りだからな」
桂「忠告助かるよ。こちらとしても、派手に動きたくはないんだが、結果が違うのだから改善しなくてはならないね」
詩音は黙って以蔵と桂の話を聞いていた。
すぐ近くで対幕府の話しがされ、有力者達がおり、思っていたよりもかなり自分は近い位置にいるのだと感じていた。
桂「ーーそうか、分かったよ。悪いね、君にまで影響が出てしまって」
以「構わんよ。そのうち、日本国が巻き込まれる事になるからな。」
最初のコメントを投稿しよう!