第46章…想い

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玄「本人の気持ちが分かる良い機会だったじゃないですか。これで彼女視点で普通じゃ分からない事が分かるようになりました。」 九「謀ったな。」 玄「その言い方は少し納得いきませんね~。」 全く悪びれもしない玄瑞にため息をつく九一。 「あまり、深入りしすぎないようにな」と九一は玄瑞に呟いた。その思ってもいなかった言葉に目を見開く玄瑞 玄「まさか九一くんからそんな風に言われるとは思いもしませんでした。」 九「…………」 玄「大丈夫。深入りなんて、しませんよ。」 [片付けって言っても……どこを…?] 目の前には綺麗に片付けられている部屋 綺麗好きだろうとは思っていたがここまで綺麗にしているとは思ってなかった。 [私より綺麗なんじゃ……] 片付けは得意だと自分では思っていたが目の前の部屋を見ると考えを改めなければならないと思ってしまう。 [で、でもやっぱり埃とかはあるかもしれないし、掃除と換気!] 襖や、丸窓、開けられる扉は全て開ける すると押し入れを見つけ、開こうとするがなかなか開かない。
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