第46章…想い

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[…??…あれ、開かないっ] ガタガタと開けようとするも全く開かなかった。 [……っ、………何で、] 「そこを開けるには少しコツがあるんだよ。」 [コツって、……何か中で引っかかってたりしてるんじゃ……!!?] ん?!…と違和感を感じ勢いよく振り向くとそこには懐かしい顔があった。 [!!…よ、吉田さんっ、、] 「人の部屋が全開になってるから何事かと思ったけど、…掃除か。ありがとね」 [ぁ、いえ。むしろ勝手に入ってすみません……………。て、違います!…何で、どうしてここに?!] 「自分の部屋に戻ってきたら駄目?」 [だって、吉田さんは…今、、] [帰ってきた。だからここにいる。] そんなに驚くとは思わなかったよ、と苦笑いをしながら吉田は腰にさしていた刀を取り出し畳の上に置く。 すると吉田もそのままズルズルと座り込み、自分の隣をポンポンと叩き座る様に促す
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