第46章…想い

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[ぅえっ!!?] 吉「あんな風に顔真っ赤にさせちゃってさ。何…、それって期待していいの?僕」 [き、きた…期待っ、] 吉「忘れてなんかないからね。あの日僕が言った事…。君にした事」 ジッと目を見ながら話す吉田に、恥ずかしいのに目を反らせずにいる詩音 [……………////] 恥ずかしいのに 目を反らしたいのに… 反らせない。 この人の目に……惹かれてしまう。 そんなにジッと、真っ直ぐな瞳で見られたら…… だめ。駄目。ダメ。だめなの……。 [忘れてなんか、いない…。でも、…なんて言ったらいいか、分からない…。] ポツリ、ポツリと言葉にする。 もう……詩音自身も限界だった。
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