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吉「…どう思った?」
[え、…?]
吉「君はどう思った?…僕が帰ってきて。」
[……………………し……です]
吉「ん?」
[ぅ、…嬉しいですっ…]
吉「…………………」
[……………………………………]
反応のない吉田に「ぇ、あの…その、」と口ごもる詩音
吉「っ、…ハハ、君って本当に僕の考えを上回るよね。面白いよ」
[ぇ、…そんな事は]
ーーやっぱり君は、……
[吉田さん…?]
吉「詩音はやっぱり、詩音だね。僕がいない数日で変わってたらどうしようかと面ったよ。まぁ…、そんな事は…考えるだけ時間の無駄だったよ。」
きょとんとした顔の詩音に吉田も少し口元に笑みを浮かべ詩音のこめかみに人差し指をピシッと当てる
ビクッと体を震えさせた詩音に吉田は「ボケっとしてるからだよ。」と言う。
吉「もう少しくらい素直になってほしいけど。我が儘は言えないかなー、なんて」
[私が言うのもあれですが、吉田さんは我が儘じゃないと思いますよ。…私も桂さんに言われました。もう少し我が儘でも良いって]
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