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「だから、」と吉田は詩音の頭にポンっと手を伸ばす
詩音からでは前髪や吉田の腕で表情は見えなかった。
吉「期限はひと月だけ。それ過ぎたらお終い。」
[終わり…ですか……?]
吉「そう、、…お終いだよ。」
ーーきっと、その頃には…全てが終わる
吉「何がどう転がってどうなるかなんて誰にも分からないからね。ひと月くらいがちょうど良いんじゃないかな、分からないけど。」
[………]
吉「だからさ、考えまとまらなかったらそれで良いよ。そんなに悩んで答えを出してほしくもないし…、」
「それに、」と更に言葉を続ける吉田
吉「これから、忙しくなる。不本意だけど君にも協力してもらう時がこの先来るかもしれない。…あまり、そんな事させないようには手を回すけど。だから、あまりゆっくりと君の話を聞いてあげられなくなるかもしれない。」
[もしかして、吉田さん今も本当は忙しいんじゃないですか?無理して、ここに帰ってきて私とこんな…っ、]
吉「気分転換だよ。落ち着く時間がほしいからね。」
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