第46章…想い

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山「…知り合い?じゃ、なければ知り合いの知り合い……軽いお仲間ってところかな?いや、違う。詩音はきっと本人には会ったことがないんじゃない?…本当に知りたいのは彼と一緒にいたとされる人物……かな。どう?当たり?」 山崎の言葉に驚く詩音 実際にその通りであること、見事に見破られていた 山「監察方長年やってるとねーある程度の情報あればこれくらい考えられるんだよ。でも確実じゃないから動けはしないけどね」 [怖い人ですね、あなたは] 山「止めてよ怖いだなんて。いつもいつも優しい山崎さんだよ」 [………………] 山「ところで詩音。俺を呼び出しといて話しだけ…なんて事はないよね?」 [情報が欲しいんです。新撰組が持つ情報がっ、…] 山「言っておくけど俺も所詮は監察方。幹部の人達よりは全然詳細なんか知らないから。何をして、何をやろうとしてるかなんて全くだよ。」 [最初からあなたから聞けるだなんて思ってませんでしたが、まぁ…想定内です。] 山「何?強がってる?さっきまで情報が欲しいとか言ってたじゃん」 [欲しいですよ。でも、大体分かりました。きっと、まだ長州方の情報はあまり知られてないと思います。捕まった方がまだ吐いてないんですよね?]
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