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山「考えるようになったね。仮にそうだったとして…俺が君を捕まえて屯所に連れて行く…なんて事は考えてなかったんじゃない?」
[私は捕まる気なんてありませんよ]
山「だろうね、」
[殺さないで下さいね。]
山「誰をとは聞かないでおくよ。」
[では、私は行きますね。あなたも帰った方が良いですよ。サボってるって思われますよ。私と会うなんて伝えてないんでしょ?]
山「さぁ、どうだろう」
ふと、視線をそらした瞬間姿を消した詩音
「はぁぁぁ」と重いため息をつきながら山崎は屋根から屋根へと渡り屯所へと戻る。
今あった事は誰にも伝える気などなく、気が重くなるだけだがそんな気など全くなかった。
山「色々考える様にはなったらしいけど…。甘いよ、詩音」
……
…………
[まだ吐いてない、か…。
それでもあの副長の拷問なら、時間の無駄かもしれない。いづれ…桂さん達が話していた内容が広まる時がきてしまう。]
それだけは、阻止したい。
あの人達と戦いたいわけでも、戦いたく
ないわけでもない。
出来ることなら、…誰にも関わらずに。
「ハハハ、…自分勝手にも程がある。」
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