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[あの、桂さ「これから全て話すよ。これから起ころうとしている事。私達がやろうとしている事を」………は、はぃ。]
真剣な眼差しの桂。
そこには、穏やかな雰囲気はなく、ただピリピリとした緊張感だけがあった。
そして、桂は全てを話した。
今まで話さずにいた事から、今行っている事を。
桂「私達は別に、戦争をしたい訳ではないんだ。ただ…考え方の違いが行き過ぎてしまっている状態で、誰にも止められそうにないんだよ」
[………分かっています。それは十分]
桂「…。詩音、…稔麿と協力していたのが古高俊太郎。捕縛された枡屋の主人だよ。表では名を変えてはいたけど。」
[やっぱり、吉田さんと…?!]
桂「……捕まった以上、いつ情報が広まるかは時間の問題だ。まだ、大丈夫なのだろうけどね」
[新撰組、ですか?]
桂「ああそうだよ。」
[もし、情報がはかれたら…どうするおつもりですか?すぐに踏み込まれます]
桂「どうする…どうしようか、、。そうなってしまえば出来る事は限られてくる。あまり考えたくはないけどね。可能な限り、血を流したくないから…、穏便には済ませたいと私は思っているよ」
[桂さん。古高さんが捕まった以上、吉田さんはどちらにいらっしゃるんですか?]
桂「稔麿は大丈夫。今は違う場所にいる」
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