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九「探したぞ。」
「あー、…ごめん。連絡とらないで」
玄「桂さんも心配していますよ。」
「僕は大丈夫。まぁ、時間の問題だけど…。とりあえず今はあの計画を早めないといけない。だからまだ藩邸には戻れそうにないよ…悪いね。」
九「一度藩邸に戻れ。計画も時期を考え直した方が「駄目だよ」…稔麿っ、」
玄「珍しいですね。いつも冷静に判断する君が急ぐだなんて…、何かあったんですか?」
吉「別に。ただ、最悪の自体を想定してるだけ。きっと今この瞬間にでも幕府達に情報が渡ってるかもしれないっていうね…。」
「考えたくもないけどね、」と少し半笑い気味の吉田。
九一と玄瑞も何も言わずにただ黙っていた。
吉「時間がない。きっと近日中に話し合いがまた行われる。君達も一度顔出しにきてよ。桂さんにも伝えておいて」
そう伝えると、またフラッとどこかへ行こうとする吉田だった。
しかし、ピタリと止まり少しため息をはく
吉「詩音、どうしてる?きっと元気だろうけど…大丈夫そう?」
九「色々と補佐をしてくれている。」
玄「私達も外出が増えるようになり顔を合わせる時間も少なくなりましたが、毎日毎時ともに忙しそうにしていますよ。」
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