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詩音の言う言葉に何も言わない桂
[でも、私の事が気になって行くに行けないんですよね?行き来、しないといけないんじゃないですか?]
桂「君って子は…本当に、、」
[私は皆さんに心配かけるわけにはいきません。今だって沢山心配かけているのに。……他の事は何だって手伝います。やらせて下さい。でも、吉田さんにただ会う目的なんかでは、私は行けません。絶対に、邪魔してしまうから]
桂「……思ってたよりも大人な考えだ。君たちには自分の事だけを考えてほしかったんだが…そう上手くはいかないもんだね。」
[桂さんが心配して下さってるのは痛いくらいに分かってるつもりです。それでも、]
桂「いや、いいんだよ。無理矢理では意味がないからね。自分の意志で動きなさい。」
ありがとうございます。と、頭を下げる詩音
桂「……詩音、私もそろそろ行かないといけない…。一度顔を出さないと五月蝿いからね」
[池田屋ですか。]
桂「ああ。他にも寄らないとだけど、最終的には行くつもりだよ。…日も少しずつ沈むと思う。多分戻るのは夜中になってしまうかもしれないから起きて待っていなくても良いからね。」
[お気をつけて下さいね]
桂「ハハ、詩音の代わりに私が引っ張って帰ってくるからね。」
[フフ、はい。お待ちしてます]
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