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桂「悪いが、私はまた少し出るよ。」
浪士「行ってしまわれるのですか?桂先生」
桂「ああ。少し寄るところがあるからそちらへ行ってくる。夜には戻ってくる予定だ」
浪士「お気をつけて下さい」
浪士「近頃、幕府の犬達も動きが大きくなってると聞きます」
桂「私は逃げの小五郎だよ?心配いらない」
………………
………………………………
時間だけが静かに過ぎていく。
昼だったのが少しずつ太陽が落ち薄暗くなっていき、店の灯りなどが付きはじめた。
[…暗くなってきた。]
今日、何かが起こる。
何かは分からない。
でも、きっと簡単な事ではないと思う。
私には何も出来ないのは分かってる。
[胸騒ぎがする……。早く帰ってきて下さい]
そして、夜になった。
辺りは静まり返り、店の灯りは消えていた。
人通りはあまりないだろう。
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