第48章……池田屋事件

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[私が、池田屋へ行きます。 行って状況を吉田さんに伝えます。伝えて、力ずくでも一緒に帰ってきます。] 桂「駄目だ!……何を言ってるんだ! そんな事絶対に許せないし、させない!!」 [大丈夫です。桂さん、私は吉田さんと絶対に戻ってきます。] 桂「駄目だ。それだけは許せない」 [桂さん……] 桂「駄目だ、駄目だっ!!」 頑なに許そうとはしない桂 拳を握り、首を縦には振ろうとはしない 桂「態々危険と分かってる様な場所へ、君を行かせられるものか。 これ以上、……もうっ、、……あんな想いはしたくない。紗夜だけで、十分だ!」 [桂さん、] 桂「……。君はここで大人しく待ってるんだ。」 少しの間沈黙が続き、桂がそう小さく呟くと、踵を返し、部屋から出ていこうとする。 するとーーー パシッ!と、桂の羽織っていた羽織を後ろから詩音が掴んだ。 桂「!!?」 [言ったじゃないですか] 桂「え?」 [桂さん、私に言ったじゃないですか。 ……好きにしろって!自分の、私の好きにすれば良いって] 桂「それは、、」 [言われたままに、私は自分の好きな様に行動したいんです!]
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