第48章……池田屋事件

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[はいっ。] 桂「いいね?……約束だ。」 [はい。必ず] そう言うと桂は自らの羽織を詩音の肩からかける。 桂「少し大きいかもしれないけど、これなら暗闇に紛れるだろう。……それに顔も隠せるし女だという事もすぐには気づかれない。」 頼んだよ。の言葉に詩音は頷き、急ぎ屋敷から池田屋へ向かって行った。 1人部屋に残った桂 ジっ……と詩音の出ていった方から視線が反らせずにいた。 桂「……沙夜。……どうか、あの子を守ってあげてくれ。」 呟かれたその言葉に答えが返ってくる事もなく、消えていったーーー。 ーーー ーーーーーーーーー 「ったく、何やってんだよ会津藩は」 「どうします?近藤さん」 「いくらなんでも遅くないか?これ以上待ってたら逃げられちまう」 「……っ、」 「近藤さん。どうします……?」 「……よし。……突入するっ!!」 近藤の掛け声により、一斉に向かいーー バンッ!!!!!! 「会津中将預かり浪士隊 新撰組。」
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