1939人が本棚に入れています
本棚に追加
/1378ページ
[桂さんと、約束しました。
あなたと一緒に帰ってくるって。]
吉「はぁ、」
[大丈夫ですか?怪我を]
吉「こんな危険な場所に来るなんて馬鹿すぎる。君、自分をなんだと思ってるのさ。」
[危険だから。だから、だからこそ吉田さんを連れて一緒に帰るんです。]
吉「…………」
[でも良かった。間に合って]
チラッと沖田に目を向ける。
片膝をつけたまま沖田はじっと見上げていた。
沖「その声……詩音、ですよね」
[………]
吉「………」
沖「黙っていても構いません。」
彼の言うとおり…本当に、こんな所に自分から来るなんて。
幼い頃から怖いもの知らず。
何処へでも自分から向かって行く。
本当に…、あなたは変わらない。
こんな事。口に出せないですけどね…。
最初のコメントを投稿しよう!