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冷たいのか、優しいのか。
素直なのか、天の邪鬼なのか。
気分屋な部分もあるが、
周りを誰よりも人一倍見ている。
常に何かを考えていて、
それは絶対に誰かの為だった。
兄の様で、
でも実の兄の明音とは全く違う存在で。
分かりにくい人物でもあるが、
誰よりも分かりやすい部分もある。
気づけば、彼はずっと近くにいてくれていた。
口では面倒と言いながら、
結局は人を見捨てる事が出来ない。
強がりで、優しい人。
そんなあなたが、私もーーーー
[……す、…き。
あなたが、…すき、…だい好き、です……っ、]
吉「!………それ、ハハッ…聞けて良かったよ。」
フワリと、微笑んだ気がした。
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