第48章……池田屋事件

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斎「!?……副長っ、」 原「ぉ、おいっ…こいつ」 土「刀がある。隊士達を殺ったんだろう。目撃者であり敵だ。一体屯所へ連れて行く」 斎「で、ですが「副長命令だ」 ……了解しました。」 原田は沖田を背中に抱え、斎藤に視線を向ける。土方は何も言わず、ただジッと視線を向けていた。 斎「………詩音、」 […………………] 斎「立てるか。お前は、怪我ないか?」 問いかけにコクりと頷く詩音 ゆっくりと斎藤は詩音の腕を掴み、立たせようとすると―― 斎「!!…こいつは、確か」 いつだったか見た事がある顔だ。 整った容姿に、一つに結い上げた長い髪 斎「この者は……」 [……よし、だ………とし、まろ…です。] 斎「……………そうか。」 […私が、、……殺した…。私、が‥‥] 斎「………………………」 「斎藤っ、早くしろ。」と声がかかり、斎藤も掴んでいた腕に力を込め、立たせる。 [……!?っ、] 斎「………力ずくですまないが、‥行くぞ。」
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