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沖「変わりましたね、詩音」
[沖田さん。私は…、貴方以外の方がもし来たとしても同じ事を言いますよ。
新選組に、話す事は何もありません。
話すつもりも…全くありません。
だから、他の幹部の方々にもそうお伝え下さい。
瑞宮……いえ。倖城詩音に何を聞いても無駄な事。
それに、そろそろ情報が出ない事に痺れを切らす頃じゃないですか?私が来てから数日経ちましたよね?
捕まった以上、それ相応の覚悟もしています。
ここから、逃げるつもりはありません。
情報吐かせる為の拷問だろうと、何だろうと。
それ以上の事だって他の人と同じ様にすれば良い。
私は、脱走者です。
寝返った…裏切り者です。
そして、あなた方に捕まった…。女だからだとか、知り合いだからだとか、そういう変な気の回しは必要ありません。
そう、お伝え下さい。]
ーーー
ーーーーー
沖「…嫌です。」
斎「………」
沖「嫌ですよ、一くん。絶対に嫌です!いくら何でも、こんなの酷すぎます。あんまりですっ!!」
斎「あぁ、…だが。聞いただろう決定事項だ。」
沖「……」
斎「お前も何故土方さんに伝えたのだ?詩音の発言を全て報告すればこうなると分かっていただろう。」
沖「………無駄に、したくなかった。から」
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