第49章……最期

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ずっと、謝りたかった。 迷惑をかけて申し訳ない 許してもらえなくても構わない むしろ、絶対に許さないでほしい。 ただ謝らせてほしい 謝る詩音に、近藤も自分も大変な時に何も出来なくて申し訳ないと謝罪をした。 妹では年が離れすぎているが、娘にしては年が近い。だが、自分にとっては昔から特別な存在。 何があってもこの子が抱えてるモノは、 一緒に抱え込む覚悟はしていたつもりだった。 でも自分は何も出来なかった。 どんどん色々な事が起こり、追いつけず、 気づけば今に至る。 不甲斐なくて仕方なかった。 近「聞いたぞ。」 [……はい。] 近「……何故、態々自分を陥れる様なあんな事を」 [自分なりのけじめです。] ~~~~~ 斎「けじめ……?」 近「ああ。そこは譲れないと」 斎「良いのですか?」 近「よくない。ちっとも良くない。でも」 ここまでしっかり意思を持って話した詩音の 言葉を聞いてやりたい。 ーーー ーーーーー 沖「…けじめって、、そんな」 斎「意思を、尊重してやりたいと局長は考えてらっしゃる」 沖「僕だって、…僕だって聞いてやりたい。でもっ、そんなの…。それじゃあ詩音は」 斎「……まだ本人には伝えていないから最終確定したわけではないだろう。 あくまでも局長と副長が話された中での決定事項だ。恐らく、再度また話し合いが行われる筈。あの二人もこのままで終わらせる事はないだろう。」 沖「隊長格達は話し合いには入れないんですね」 斎「今回ばかりは、平助達も黙っていないだろうしな」
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