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土「お前…全然、これっぽっちも分かってねぇ!
アイツらがお前の為に言ってる事は分かってると思うが、それを切り捨ててるのはお前自身だ。
知ってるか?
アイツらなぁ、俺に何も言わずにここに来てんだぞ。どうも俺に気づかれてないと思ってるらしい。
全部気付いてるってのに…ったく、」
[気付いてて、何も言わずにいたんですね]
土「承知の上だ。全部知ってて目を瞑ってきた。」
お前を助ける為に。
土「じゃなきゃ、こんな数日放置してねぇ。
にも関わらずお前は全部蹴飛ばしやがる。
これ以上は俺にもどうする事も出来なくなる。
だから、最後の確認に来た。
いいか、これが本当に最後の機会だ。
俺が来た事もアイツらは知らねぇ。」
今なら、まだ
引き返せる。
土「本当に、何も話さない気か?
お前が関わった奴らの名前だけでも言えば良いんだぞ」
情報を全て吐けとは言わない。
何も言わずにいる事が悪いんだったら、
1つだけでも関わる内容を言ってくれさえすれば
後はどうとでもなる。
情報収集の為に潜入した。
内部情報は手に入らなかったが、倒幕派を誰が筆頭に動かしてるのか分かれば
お前を逃がす事だって、出来る。
土「詩音。」
[………土方さん。お話しがあります。]
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