第49章……最期

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[お願いがあります。 私は、誰に何を言われようと何も話すつもりはありません。 皆さんには、迷惑をかけて本当に申し訳なく思っています…。 必死に…私を助けようとして下さいました。 でもっ、私が、……私自身が…差し伸べてくれた手を取ることが出来なくて、許せないんです。 私だけ1人…助かろうとする事は出来ません。 私を助ける為に、亡くなった方もいますっ、その方は私を何度も何度も支えてくれた方です…。 その方を…周りの方々を……裏切る事は出来ません。 それに私は、どんな理由であったとしても 新選組を一度捨てました。 あなた方から逃げたんです。 一度でも、皆さんを……信じれなくなってしまった。 私が…、私自身が、結果的に……あなた達を裏切ってしまったんです。 だから、私を裁いて下さい。 きちんとした新選組の裁きかたで。 こんなに沢山、迷惑をかけたんです。 最期くらい、迷惑はかけたくないです。 あなた達は、何も悪くないんですから。] 傷つく必要なんてない。 自分達を責める必要もない。 土「ったく、…お前は1人で背負いすぎだ。」 [そんなつもりはありません。 でも、これが私です。] 目に涙を浮かべ優しく微笑みゆっくりと頭を下げる。 気持ちを無駄にしてごめんなさい、 そして、ありがとうございました。と謝る詩音に土方は悔しそうに唇を噛む
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