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…………………
何があったとしても、
1日…2日……1週間と日が過ぎていく。
新選組としても毎日の巡察や浪士の捕縛を通常通り行っていた。
斎「……最後に、何を話したのだ」
沖「………最後って……?」
斎「刀を振り上げた時、あの時何か話してただろう。」
沖「あぁ…、あれは」
「また、………会えますか」
[どうでしょう………。
でも、……また、会えたら嬉しいですね……。]
「詩音…。」
「ありがとう。
そんなに早く、皆来たら駄目ですからね。
ちゃんとおじいちゃんにならないと許しませんから」
これが、沖田と詩音の最後の会話だった。
沖「……約束、したんです。」
斎「約束?」
沖「はい。………そうなったら良いなって」
斎「……笑っていたな。」
沖「詩音ですか?」
斎「あぁ。……最初は震えていたが、お前と話した後は少し…ふと、笑っていた」
沖「っ、………その笑顔、僕も見たかったです」
沖田は苦笑いしながらふと、上を向き空を見上げる
「………もう、、会えないのは」
寂しい…ですね。
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