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雲一つない真っ青な空
心地よい風が吹いている春の日のこと
桜の花が咲き、風になびかれ花びらが舞っていた
よそ見をしながら歩いていた時、
躓きそうになった所を腕を支えられた。
「こら詩音。ボーッとしてたら危ないよ。転んでも知らないからね?」
「ぁぁ、ごめん、、ありがとう明音」
「どうしたの?何か見つけた?」
「ううん、何でも無いよ。よそ見してた」
「足元気をつけてよ?」
「うん、ごめんごめん」
「ほら、早く行こう。」
よく似た優しげな容姿をした男女2人
「あーー暑っ、、
たまには練習来いってどっかの誰かさんは五月蝿いし。強制連行されるし。てか僕は休みの日まで汗かきたくないからいつも来なかっただけで、試合には毎回勝ってるしやる事はやってるのに。はぁぁ、土方さんめ」
茶色の髪と整った容姿をした男
タオルを首からかけ、竹刀をくるくる振り回しながら呟いていた。
「桜もそろそろ散る時期か…。
いい天気だし、この本も読み終わったし、ちょっと散歩にでも行こうかな。
家にいても何もないし、時間潰しにでも行くか」
黒髪と切れ長の瞳に綺麗な容姿の男
読んでいた本を閉じ、かけていたメガネを外し外へ出掛けていく。
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