第1章…仕事

3/34
1938人が本棚に入れています
本棚に追加
/1378ページ
「!!……詩音か。」 [あ、ごめんなさいっ斎藤さん。 お邪魔しちゃいましたね] 「いや、構わない。 邪魔な事はしていない」 [今日も朝から稽古ですか??] 「ああ。 腕が鈍らないようにしなければならないからな」 [凄いですね、斎藤さん 他の組長達だってここまで稽古してるの見たことないのに。 斎藤さん、毎日毎日朝早くから稽古してるじゃないですか] 「これは俺が好きでやっている事だ 他の奴らだって稽古をしていなくはないだろう??」 [まぁ、実際あまり見たことないんですけどね] 「……それより詩音、良いのか?? お前にも仕事があるのだろう??」 […………あ、…………] わ、忘れてたっ!! 完璧に忘れてた!! つい話し込んでしまった!! [あーー、あーー、] 「詩音、落ち着け。 まだあまり時間はたっていない 今から行けば間に合う………筈だ」 [い、行ってきます!!] タ、タ、タ、タ、タ、 走り去る詩音 「………毎日忙しそうだな」 と言葉をかける斎藤だった
/1378ページ

最初のコメントを投稿しよう!