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「!!……詩音か。」
[あ、ごめんなさいっ斎藤さん。
お邪魔しちゃいましたね]
「いや、構わない。
邪魔な事はしていない」
[今日も朝から稽古ですか??]
「ああ。
腕が鈍らないようにしなければならないからな」
[凄いですね、斎藤さん
他の組長達だってここまで稽古してるの見たことないのに。
斎藤さん、毎日毎日朝早くから稽古してるじゃないですか]
「これは俺が好きでやっている事だ
他の奴らだって稽古をしていなくはないだろう??」
[まぁ、実際あまり見たことないんですけどね]
「……それより詩音、良いのか??
お前にも仕事があるのだろう??」
[…………あ、…………]
わ、忘れてたっ!!
完璧に忘れてた!!
つい話し込んでしまった!!
[あーー、あーー、]
「詩音、落ち着け。
まだあまり時間はたっていない
今から行けば間に合う………筈だ」
[い、行ってきます!!]
タ、タ、タ、タ、タ、
走り去る詩音
「………毎日忙しそうだな」
と言葉をかける斎藤だった
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