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あ、説明してたらいつの間にか自販機通り過ぎちゃってた
愛 「最悪…」
期間限定のやつが飲みたかったのに…
乃 「まぁまぁ愛架」
怜 「約束は守るからさ」
乃 「遠回りになるけど、あっちにコンビニあるし、探してくるよ」
怜 「愛架はここで待ってて」
さすが私の弟!機転が利く!
分かったと言い、私はコンビニの駐輪場の端に座り込んで待つ事にした。
私が座って携帯をいじりだして約30秒。
いつの間にか隣に人がいたのに気がついた。
少しチラ見するとその人は男性で、
金髪に、大量のピアス、タバコ。すごい色と柄のスーツ。あと謎のアタッシュケース。
……はい、ヤバイ人ですね。把握しました。
隣にいると少し怖いので携帯を閉じ、立ち上がって前を向いた。
そしたら自分の前に黒いパーカーの男の人がいて
ザシュッ
鈍い音が、響いた。
え?今の何の音だ?
…痛い、なんかお腹の辺りがジクジクする
そう思って、下を向くと
………真っ赤だ。
あぁ…これ…血じゃん……
見た瞬間に意識が遠のき、私はフッと倒れ込んだ。
最後に聞いたのは
「「愛架!!!!!」」
と、私の名前を大声で叫んでいる乃と怜の声だった。
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