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中にはお札の形に切った新聞紙が詰め込まれている。
本物をむざむざ入れる必要もないだろうと、昨日ブラッキーが用意したものだ。
ヤミカラス銀行……かつては栄えていたようだが、今は廃墟と化しており、その面影は見られない。
「やはり……」
その時、ブラッキーが少し躊躇した表情を見せた。
「ん?」
「バタフリーさんには一言言ってくるべきでしたかね?ここに来いと言われたのも彼女な訳ですし……」
「まあいいんじゃない?誰が行こうが一緒でしょ」
「しかしキャタピーちゃんに何かあったら……」
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