3人が本棚に入れています
本棚に追加
「それはわかりません……。しかし今は……この状況をなんとかする方法を考えるほうが先です!」
「……だね!」
二人は振り返ると、この原因である誘拐犯がいるであろう場所を見据えた。
「いくよ、ブラッキー!」
「ええ!」
誘拐犯の元へと歩もうとする二人。しかし再び風が巻き起こり、それ以上奥へは進めない。
「くっ……!」
「この風邪魔だな……っ!」
犯人は二人のそんな様子を見て嘲笑う。
『くっくっく……。モノクローム……どんなすごい奴らなのかと思えば、この程度か。取るに足らないな。姿を見せる必要もなさそうだ』
最初のコメントを投稿しよう!