誘拐された子供を救え!

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「「……。」」 その一言で、二人の表情が変わった。 「あんなこと言ってますが、どうします?ミュウ」 「そんなの……決まってるじゃない」 ミュウは右手を風に向かって掲げ、サイコキネシスを放つ。 どんっ!という音と共に力と力が相殺し、風の形が消えてなくなる。 『なっ……何!?』 驚きを隠せない犯人に、ミュウは告げる。 その声色に、いつもの子供らしさは窺えない。 「……ボク達がいつ全力で戦ってるなんて言った?」 そしてそのまま口端をにっと上げる。
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