誘拐された子供を救え!

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一人では無理でも、二人なら、そしてそれが最も信頼できる相手なら―― 「(これが、モノクローム……)」 とそこでドンカラスは思い出す。 二人には言わなければならないことがあるのだ。 口を開きかけた、その時。 「!」 体がぴくりとも動かない。 同時に、心の中に入ってくる声。 『やれやれ……せっかくあんなに手助けしてあげたのに負けるなんて……』 「(!)お前は――」 『まあ、アレは確認出来たし……君は役目を果たしたと言ってもいいか』 声はくすっと笑う。
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