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ただ事ではないと思い、とりあえず中に入るよう促そうしたその時。
「弟が……誘拐されたの……っ!」
「!!」
そのまましゃがみ込み、バタフリーは泣き崩れてしまった。
「……その話、詳しく聞かせてもらえる?」
見れば隣にはミュウ。
先程の眠そうな表情は消え、目はやる気に満ちている。
ブラッキーは心の中でくすっと笑うと、すぐ表情を引き締めた。
「なるほど、今から一時間前に電話があったんだね?」
こくっと頷くバタフリー。
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