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やめろと言いたいのに、完全に唇と舌の自由を奪われた俺は息も途切れ途切れで、
「や……だ……っ……！やめ……っ！」
そう言うのが精一杯だった。
このキスの相手が煌輝だと思っただけで、なんだか頭がクラクラして変な気分になりそうだった。もういっそのこと、気でも失ってしまいたい。
煌輝の息も切れてきた頃、ようやくキスが終わり煌輝が顔をあげた。
なんでこんなことするんだよ！
俺がそう言う前に、肩で息をする煌輝が口を開いた。
そして、俺の耳に衝撃的な言葉が飛び込んだ。
「……好きなんだけど」
好き、
なんだけど。
好きなんだけど。
好きなんだけど？
「俺は……ずっと、お前のことが……要のことが、好きだった」
俺のことが、好き？
な、に、言ってんの……。
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