もう1つの絶望

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しばらくして怪我が無かった事で私は事情聴取され、解放された。 あの老人は救急車で病院に運ばれて行ったけど、大丈夫だったのかな? まぁ2度と会う事は無いのだろうけど……。 私は一気に疲れたので、街に行くのは辞めて家に帰る事にした。 たった数分の出来事がやけに長かった。 今までの生きたきた時間の流れとは全く違う。 常にあんな風に何かに前向きに生きていたい。 それがこの時芽生えだした私の感情だった。 死に方を考えるんじゃなくて、生き方を考えるんだ。 もっと夢中に、もっと集中して生きていけば人生が濃密になる。 もっと人生濃密にしよう!
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